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2007年11月 アーカイブ

2007年11月01日

育児アドバイス~転落をして頭を打ったら~

子供が転落をして頭を打ってしまった!
のどかな日常生活を突然襲う転落事故。

育児アドバイスとして、もし事故が起きてしまった場合、
受診の際にどういったことを伝えるべきか、お話していきましょう。

1.時間
ショック状態や頭蓋内出血の症状経過、変化がわかります。

2.転落直後の状態
・嘔吐、頭痛、けいれんはあったか。
・耳や鼻から髄液の漏出、出血はあったか。
・意識障害はあったか。
・皮膚の色が青くなるチアノーゼはあったか。もしあったならば何時頃か。

3.周辺の状況
転落場所の固さや高さも重要になります。

生命を左右しかねない頭部外傷。
ですから的確な情報、迅速で適切な処置が必要なのです。

何よりもあってはならない事故です。
転落事故が起きないよう、
まず家庭の生活空間の見直しから始めていきましょう。

2007年11月03日

赤ちゃんの発育~首はすわりましたか?~

日に日に発達、発育していく赤ちゃん。
その発育状態を知るために大切なのが定期健診です。

3ヶ月もしくは4ヶ月検診で重要なポイントなのが
「首がすわったか」ということです。

首がすわるとはどういう状態かといいますと、
仰向けにした赤ちゃんの両手を持って引き起こした時に、
頭が遅れずに起きてくる。
またはうつ伏せにした頭がしっかりと上がる状態のことをいいます。

検診時に首がすわっていない場合、
何らかの疾患が隠れている可能性ももちろんありますが、
日常生活の中に大きな要因が隠れている場合もあります。

まだ幼い上の子の育児に追われ、
下の赤ちゃんの発育に目をかけてあげられなかった。
近年、うつ伏せ寝による突然死が懸念されているため、
ほとんどうつ伏せにしなかった。
ということが考えられます。

育児アドバイスにおきまして、
赤ちゃんが起きている時はうつ伏せの状態で話しかけてあげる、
手や目をかけてあげることをアドバイスします。

すると首もしっかりすわり、
視野も広がるので視覚が発達していきます。
頭部を動かすことは腕力や背筋を強くし、
次の段階、寝返りやハイハイ運動を促します。

「首がすわる」ことは、こんなにも大切なことなのですね。

2007年11月06日

子供の遊び場所~外遊びで丈夫な心と体づくり~

公園から道路から、昔は元気な子供の声が聞こえてきたものです。

しかし近頃はどうでしょう。
習い事や塾に追われて、家の中でゲームに夢中になって、
外で遊ぶ子供が減っているように感じます。

子供を狙った犯罪も多く、「物騒な世の中になった」と嘆きたくなります。
現実問題として子供の遊び場所
公園や安全で自由な空間が減っていることも挙げられます。

外遊びでは体が鍛えられますし、
ごっこ遊びといった子供の遊びを通じて思いやりの心や友情、
ルールを守ることを覚えます。

外には多くの生き物や植物がいますので、
興味や知識の幅を広げることもできます。

外遊びはこんなにも素晴らしい要素がいっぱいなのです。

さて外で遊ぶということは、太陽の下で遊ぶことになります。
すると日焼けをするので皮膚癌になってしまうのでは、
と心配するママもいるでしょう。

ここで育児アドバイス

確かに皮膚癌の要因の1つとして、紫外線は含まれています。
子供の頃に浴びた紫外線は皮膚の老化、光老化を促し、
シミやシワの原因になります。

ですので、サンスクリーン剤(SPF10~20、PA+で十分です)を塗ることをお薦めします。
ベビー用もありますよ。

子供の健やかな心と体の発達のためにも、
天気の良い日は外遊びをさせましょう。

2007年11月09日

子供の健康~発熱で頭が悪くなるの?~

人間の体は体温調節ができる作りになっています。

脳の中心部、視床下部がその機能を担い、
体温を36.5℃に保つよう全身に指令を出します。
暑い時には汗をかき熱を発散させ、
寒い時には毛穴を収縮させ体を温めるのです。
体温は個人差があり、食事や運動、入浴や年齢、測定時間でも変化します。

それは子供も同様です。

発熱はウイルスや最近が体内に入りこみ、この機能が乱されるために起こります。
ですから発熱は病気の兆候といえるのですね。

原因としては心因的要因から
神経器・循環器・泌尿器・呼吸器などの病気と様々。
熱があっても機嫌も良く、顔色も良ければ、
子供の健康を脅かすことはありません。

高熱だけでは脳の機能も問題はないです。

育児アドバイスとしまして、
脳が酸素不足状態、脳炎や髄炎により反復性けいれんを起こした際に、
障害を引き起こすのだということをお話します。

そして発熱時には栄養補給や水分補給を心がけ、
合併症予防や原因治療を受けることが大切であることをアドバイスします。

2007年11月12日

子供の発育~頭の大きさについて~

うちの子って頭が大きい?
そう感じたら家族全員で頭囲を測ってみましょう。

測り方は目のくぼみのすぐ上、
後ろの頭蓋骨が一番突き出ている部分を目印にしてください。

発達の目安は母子手帳に記載されていますし、グラフもありますので、
子供の発育を知るためにも毎月測ってつけてみましょう。

グラフの上下2本線は平均の幅を示しています。
もし上の線からはみ出していても、
発育カーブがほぼ平行に推移していれば問題ありません。

しかしある時期を境に突然カーブの角度が上がったら要注意。
大きくなるのが急激な点に問題があるのです。

子供の健康を守るには、早期発見が重要。

1歳過ぎには自然と閉まる頭の骨の隙間、大泉門が他の子より開いている、
盛り上がっている場合には、
脳の真ん中に水がたまる「水頭症」の恐れがあるので、
小児科を受診し、検査をしてもらいましょう。

目の動きや斜視が強い場合、頭部に腫瘍ができている、
血液がたまっている可能性があります。

特に異常な点がなければ、パパの頭囲を見て。
パパも大きめで、子供の頃から頭が大きかった、
という場合もあります。

そう、遺伝的要素が高い可能性もあることを、
育児アドバイスとして付け加えておきますね。

2007年11月15日

赤ちゃんのお祝い~宮参りはなぜするの?~

日本には伝統文化として伝わる風習がたくさんあります。
赤ちゃんに関する育児風習も多く、そのひとつが宮参りです。

宮参りとは、男の子は生後32日、女の子は33日目に当る日に、
産土(うぶすな)神に詣でて、氏神様に会わせる意味を持つ、
赤ちゃんのお祝いです。

日本で最も古い育児書の1つ、
小児必要養育草(しょうにひつようそだてぐさ)にも宮参りについて記されており、
遠くの神社ではなく近くの産土に参詣するべきであること、
乳母がしっかりと抱き泣かせないようにすること、
風邪や乗り物による病気に注意すること、
といった注意点が記されています。

赤ちゃんを愛しむ思いは今も昔も同じなのですね。

育児アドバイスとしまして、
赤ちゃんの初めての外出である宮参りには、氏神様だけでなく、
親戚や近所の人達にも赤ちゃんのお披露目をする意味合いがあるともいえます。

子供を育てるのは地域社会全体であることが、
育児風習と共に伝えられてきているのですね。

2007年11月18日

赤ちゃんのお祝い~食膳に願いをこめる食べ初め~

赤ちゃんの生後100日目か120日目、祝い膳を用意し、
赤ちゃんの健康を祝う儀式が「食べ初め」です。

「魚味の祝」「箸初め」「お食初め」「箸揃え」と呼ぶ地域もあるようですが、
いずれにしても食べ物を初めて口にする意味の名称です。

口にするとはいっても、口元に当てて食べさせる真似をするだけです。
この役は祖父か長寿の方にしてもらい、健康への願いをこめます。

食器と膳は赤ちゃん自身の物を用意します。

内容は地域によって違うようですが、ご飯を盛った上に小さなおむすび2個。
これは首がしっかりとすわることを願っています。
それから尾頭付きの魚、鯛か鯉のお吸い物、梅干5個、
そして歯が丈夫になってほしいという願いをこめて、小石を3つ乗せた小皿。
その他2の膳に5つの紅白餅を乗せます。

食べ初めには両親、兄弟の他に親しい人達を招きます。
赤ちゃんのお祝いで多くの方に集まってもらうことは、
子供を育てるのは自分達だけではないことを意味しています。

育児アドバイスとして、子供の成長を地域の大人が皆で見守り、
健やかに育てていく必要があることをアドバイスします。
そして自分達の子供が成長した際には、
次世代の子供の成長を見守っていきたいですね。

2007年11月21日

子供の健康~脱水症状に関する知識~

脱水症状とはその名の通り、体内の水分が失われていくことです。
人間の体重の約60%を占めるのが水分ですが、
特に子供は小さいほど割合が多く、つまりは脱水症状を起こしやすくなります。

原因としては激しい嘔吐や下痢が考えられます。
また症状として、唇が乾燥し、徐々に舌も乾いていきます。
そして目が落ち窪み、お腹がぺちゃんこになってしまいます。

軽いうちには意識があり、ウトウトとしているのですが、
症状が進むと意識も朦朧とし、異常興奮を起こすこともあります。

更に症状が重くなると、ひきつけや脈拍異常、
手足の冷え、チアノーゼを引き起こします。

このように子供の健康を脅かす脱水症状。
育児アドバイスにおきまして、入院にいたる場合もありますので、
早急に受診することをアドバイスします。

2007年11月24日

子供の健康~脱水症状には予防と治療が重要~

もし高熱や嘔吐、下痢が続いたら、
体内から急速に失われていく水分を補うことを最優先に考え、
りんごジュースやイオン飲料など、
子供が飲みやすい飲み物で水分補給をしてください。

30分から1時間間隔と覚えておきましょう。

飲んでも吐く、飲んでも下痢をしてしまう、
という状態になるかと思われますが、
出した分だけまた水分は失われていきます。
無理に食べ物を摂らせず、少しずつ水分を与えるようにします。

体力も激しく消耗しますし、
子供の健康を考えるとママも不安でいっぱいになるでしょうが、
こまめな水分補給によって、また元の元気な子に戻っていきますよ。

そして育児アドバイスにおきまして、
飲み物すら受け付けない場合は急いで受診し、
医師の適切な処置を受けるべきであると、アドバイスします。

2007年11月27日

子供の健康~熱射病と日射病の恐ろしさ~

熱射病と日射病。
この2つの違いは分かりにくいかもしれません。

「熱射病」とは高温・多湿の場所に長時間いることによって、
体内の熱がこもって起きます。

「日射病」とは、直射日光を長時間受けて引き起こされます。

これら子供の健康を損ないかねない病気を引き起こす要因は
・長時間、閉め切った車中や部屋にいた
・服の着せすぎ
・炎天下、長時間遊んでいた
などといった、熱による体内温度の上昇が考えられます。

症状としてはグッタリする、体温が上昇する、意識が朦朧としてくる
などが現れます。

育児アドバイスとしまして、
特に自分の意思で衣服の着脱ができない子供は、
服の着せすぎに注意すること。
そして炎天下の日の外出には、
親子で帽子をかぶることをアドバイスします。

2007年11月30日

子供の健康~もし熱射病や日射病にかかったら~

何よりも予防が大切な熱射病や日射病ですが、
もしもこれらの症状が出てしまった時にするべき処置を、
育児アドバイスとしてお話します。

まず何よりも先に体温を下げる必要があります。
それにはタオルを冷たい水で濡らして身体を冷やす、
衣服を脱がせる、涼しい場所に移すといった処置を取ってください。
そして意識が戻ったならば、冷たい飲み物で水分補給をしてください。

しかし吐き気や頭痛がある、意識が薄れていく、
異常な体温上昇、脱水症状がある、応急処置をしても症状が和らがない場合には、
早急に病院に連れて行きます。

「ちょっとだから大丈夫」と軽い気持ちで閉め切った車内に子供を置いて買い物に行ったり、
炎天下の中、帽子もかぶらせずに外に出ることは、
子供の健康を考えていないだけでなく、
取り返しのつかない結果を招く可能性も十分あるのです。

まさかこんなことになるとは
と後悔しないためにも、
知識を持つこと、予防をすることが大切なのです。

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