咀嚼の回数の変化
食物の調理形態の違いなどにより、咀嚼の回数も違ってきます。
昔と現代の食事を比較する実験が行われ、戦前の食事と比べて
現代は1/2以下の咀嚼回数であることがわかりました。
子供の食生活も随分と変わってきています。
やわらかい食べ物へと変化してきている現代、かまなくても食べられる
食事内容に変わってきていることが、
咀嚼の回数の変化に影響を与えていると考えられます。
野菜やリンゴなどの果物、きのこ類、海藻類などを
意識的に子供の食生活に加えていくことで、
咀嚼回数を増やすことが可能です。
参考までに、実験で比較した復元食と咀嚼回数を記しておきます。
■弥生時代:4041回
はまぐりの潮汁、長いもの煮物、カワハギの干物、アユの塩焼き、
クルミ、もち玄米のおこわ など
■平安時代:1397回
かぶ汁、ダイコンのもろみ漬、ブリとアワビの煮物、ごはん
■鎌倉時代:2683回
里芋とわかめの味噌汁、梅干し、イワシの丸干し、玄米のおこわ
■江戸時代(家康期):1487回
里芋とごぼうなどの煮物、ハマグリの塩蒸、かぶの味噌汁、鯛の焼き物、
納豆、麦飯
■江戸時代(家定期):1027回
カレイの煮物、かぶとうりの漬物、かまぼこ、白身魚の吸い物、
大豆の味噌汁、ごはん
■戦前(昭和10年ごろ):1442回
たくあん、野菜の味噌汁、大豆の味噌炒め、ダイコン・にんじんなどの煮物、麦飯
■現代:631回
ハンバーグ、スパゲティー、コーンスープ、ポテトサラダ、プリン、パン